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出会いと別れの季節。住人の移り変わりで起きること。

|入居者ブログ

こんにちは。元シェアメイトのしおりんです。
富山市内のシェアハウスで約2年暮らした後、現在は能登島の古民家に暮らしています。
今でも月に1~2回は顔を出して、ただゴロゴロしたり飲み会したり、シェアハウスでの繋がりは続いています。
これから元シェアメイトの立場から、シェアハウスでの暮らしのあれこれをお伝えしていきます。


シェアハウスの宿命。住人の移り変わり

シェアハウスに住んでいると、避けられないのが住人の移り変わり。
どんなに楽しいメンバーが集まっていても、仕事やライフステージの変化でいずれお別れがやってきます。全く同じメンバーで、ずーっと一緒に暮らし続けることはほぼ不可能なのではないでしょうか。
生き物が新陳代謝するように、退去してまた新たな人が入居するのを繰り返し、シェアハウスも生まれ変わっていきます。家は同じでも、メンバーが変われば雰囲気もルールもがらっと変わります。

初めて「見送る側」になったとき

新庄のシェアハウスで暮らすまで、各地を転々としてきた私。
いつも「見送られる側」だったので、新庄で暮らしている間も、今のメンバーで一番最初に退去するのは私だと思っていました。
でもいざ入居すると、気の合うメンバーとの毎日が楽しくて楽しくて。あっという間に時が過ぎて、気づけば私以外の全員が退去する日が来てしまいました。

新しい挑戦のために旅立つ人、仕事の関係で富山を離れる人……シェアハウスを退去する理由はそれぞれ違うものの、偶然タイミングが重なり、ほんの2~3ヶ月の間に私はひとりになることに。初めて「見送る側」の立場になりました。

楽しくてしょうがなかったみんなとの暮らしが、一気に変わってしまう。とにかく寂しすぎて、ひとり退去する度に泣いて騒いで盛大にお見送りしました。そうして徐々に人数が減っていき……ついに最後のひとりになりました。

住人の移り変わりで起きた変化

とはいえ、ここはシェアハウス。いつまでもひとりきりな訳ではなく、徐々に新しいシェアメイトが入居してきます。ひとり増え、ふたり増え、メンバーが増えるごとにシェアハウスの雰囲気は変わっていきました。ただ人数が増えて賑やかになっただけではなく、前と変わらない建物の中で、全く異なる家族が暮らしているような……なんとも不思議な感覚です。

住人が移り変わることで、さまざまな変化がありました。

例えば……テレビを見ながら夕食を食べる人が入居してから、自然とリビングで一緒にテレビを見るように。ロシア語と片言の英語しか話せない人が入居すると、みんなの会話が英語交じりに(Google翻訳を駆使しつつ)。

家事の当番制は上手く回らず、ゴミ捨てはこの人がやって、買い出しはこの人、となんとなくルール化。前はシェアメイトだけでわいわいすることが多かったけれど、他のシェアハウスの住人やそれぞれの友達も招いて遊ぶことが増えました。お出かけ好きなシェアメイトの影響で、花火に行ったりBBQしたり。みんなでお泊まりしてマリオパーティーしたこともあったなぁ。

前のメンバーは「毎日がお祭り!!」って感じだったけど、この頃は普段はまったり、週末にがっつり楽しむ。どっちが良いとかではなく、どっちも本当に楽しかったです。

出会いと別れも、シェアハウスの醍醐味

新庄のシェアハウスは、最大6人。何十人と規模の大きなシェアハウスと異なり、一人ひとりがシェアハウスの雰囲気に大きく関わっているなと感じます。だからこそ1人抜けたり入ったりするだけで、一気に変わります。

部活や会社なんかだと、前に居た人たちが作り上げてきた文化や習慣が長く残ることもあるけど……シェアハウスはなんとなく違うような。

シェアハウスは、個々の暮らしが営まれる場所。メンバーが変わると、お互いの距離感や暮らしの価値観をじりじりと合わせていく作業が無意識に行われている気がします。ちょうど良い落としどころが見つかれば、皆が心地良く暮らせるから。そんな繰り返しで、メンバーの変化と共にシェアハウスの空気もアメーバみたいに変わっていくんだろうなぁ。過去のシェアメイトたちが残した習慣や雰囲気もほどほどに残しつつ、新陳代謝してるみたいです。

仲の良いシェアメイトが次々と退去したときは寂しかったけど、ずっと一緒にいれるわけじゃないのは当たり前。新しい人が入ってきたおかげで、今までとは違う暮らしや習慣に出会えました。出会いと別れも含めて、シェアハウスの面白さだなぁと今は思います。

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