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暮らしの共有から、仕事仲間に

|シェアの日常

個性豊かなシェアメイトたち

シェアハウス入居者の職業は本当に様々です。
普通に会社員もいれば、フリーランスや学生、プロスポーツ選手もいます。
その業種も飲食、福祉・介護、ライター、整体師など様々。
特に、プロジャズピアニストの女性シェアメイトと住んでいた時は、なかなか珍しい職業の日常を垣間見ることが出来たし、その仕事ならではの悩みも一緒にお酒を飲みながら聞いたりしました。
彼女がたまにユニットのメンバーたちを呼んでシェアハウスのシアタールームでリハーサルが始まると、私はわざと音楽が聴こえる隣の部屋まで行き、心地よい音楽や歌声に耳を傾けながら仕事していました。

このようにシェアメイトが増え、色んな職業や特技をもつ仲間が増えると、
信頼できる仲間達で出来ることがどんどん増えていきました。

例えば、誰かの車が調子悪くても簡単な故障ならシェアメイトが見てくれたし、
お菓子やパン作りが得意なシェアメイトのお陰でクリスマスケーキは毎年買わなくて良くなったし、ジャズバーにシェアメイトのピアノを聞きに行ったり、シェアメイトのアイスホッケーの試合を皆んなで応援に行ったり。


私の妻の誕生日には、菓子職人のシェアメイトが息子と一緒にプレゼント用のクッキーを焼いてくれました。


そうやって信頼関係を築いてくると、今度は「仕事として」お互いを頼るようになります。

シェアメイトたちは開業したい友人のテナント探しや、結婚した自分たちの新居探し、実家の空き家相談などを私に相談してくれるし、私もシェアライフ富山主催のイベントなどで音楽が必要な時、ケーキが必要な時、HPの記事を書いて欲しい時、シェアメイトに仕事として依頼するようになりました。
※まあ、それまで毎年購入していたクリスマスケーキも元シェアメイトのお父さんが運営するケーキ屋さんだったので微妙なところではありますが。。汗

シェアライフ10周年記念イベントの時はプロカメラマンとして独立したばかりの元シェアメイト(やまぴー)に東京から来てもらいました。

私の実家やシェアハウスの庭木の手入れなんかも、元シェアメイトにお願いしています。


先日移住関連のお仕事でオンラインプログラムの講師役をさせていただいた時も、元シェアメイトの2人にゲスト出演してもらいました。
あの頃生活を共にして色んな悩みを相談し合ったシェアメイトたちと、今こうして「仕事を」一緒に出来る、というのは感慨深いものがあります。


暮らしを共有した仲間だからこそ

私たちは生活する中で様々な仕事の人々に助けられながら生きています。
だから互いに仕事を任せるなら信頼できる友人たちと、冗談を言いながらたまにお酒を飲みながら、楽しく仕事したいと私は思っています。
何より、様々な局面で困った時に解決を依頼するプロの業者が、信頼できる友人であることの安心感は特別です。
それが昔生活を共にしたシェアメイトたちであればなおさら嬉しいのです。

休日やオフの時間を気の合う仲間たちと過ごす、それだけではなく仕事の時間も気の合う仲間と仕事する、その時間が増えるにつれ、自分の人生そのものが豊かになっている気がします。
つまり人生において家族や気の合う仲間と過ごす時間の長さ、が自分のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)の一つの指標と考えています。

そしてそれは仕事だけではなく、シェアハウスを卒業して家庭を持ち母になったシェアメイトたちが、
悩みを共有しながら共に子育てしているのを見て、
このように一生涯、心から頼り合える仲間と巡り会えるシェアハウスを作り続けたいな、と思うのです。

暮らしを共有した仲間、今は子育て仲間 ←過去の記事

ちなみに5年ほど前までシェアライフ富山一の盛り上げ役だったシェアメイト(たいぞー、現東京在住)が、昨日人材紹介の会社を富山で立ち上げました。
彼が転勤ではじめて富山にやってきた頃はよく飲みに行きながら馬鹿な話で盛り上がっていた、心許せる最高の友人です。
独立して帰ってきた彼と、これから何らかの形で仕事を一緒に出来たらそれは最高だな、と話していました。



シェアライフ富山代表 姫野

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